「とみのなる木」の育て方―こどもの時から学びたかった「お金の育児書」

「とみのなる木」の育て方―こどもの時から学びたかった「お金の育児書」

図書館に行ったら目当ての雑誌がなかったので暇になって適当に本を物色してたらこんな本があった、と。1時間ぐらいで読んだ。
アインシュタインは「世界でもっとも強い力は複利だ」と言った。他でも聞いたことがあったと思うがほんとにアインシュタインは慧眼というほかない。投資の全てをこの一言で表している。つまり、投資とは実は時間のことなのだ。
複利と言うのは利子にさらに利子がつくこと。これをやると雪達磨式にものすごい利益になっちゃうってのね。株式投資 長期投資で成功するための完全ガイドをちょっとだけ立ち読みしたんだけど、200年のデータを分析すると20年以上の株式長期投資を行えばどの時点でも成功する、と。
そのマクロ的な話はいいとして、この本ではミクロでどうすべきか(どう子供を教育するかって本だった)を教えている。要は子供に対する金銭的教育だ。曰く、小遣いの半分を貯金し、ある程度たまったら株式を購入する。残り半分は自由に使っていい、というもの。これは複利の力を子供に実感させるとともに、お金の習性を理解させる。僕もこういう教育を受けていれば。今親にそのことを教育しようと思ったが、手遅れであった。まさに貧乏父さんの世界だね。
だいたい巷にある金持ち本のエッセンスは共通している。彼らが口を揃えて言うのはアインシュタインが言った「複利」の力だ。そしてお金は消費するものではなく、お金を作ってくれるものだ。お金だけがお金を作れる。あとは違っていても一緒でもあんまり関係がない。
複利はまさに時間の力だ。早く始めたものが大きく恩恵を受けることができる。
100万円を6%の利率で20年運用すると321万円。例えば今持っている100万円が何もしなくても20年後には321万円になるのです。
ついでに言うとこの本では金持ちになるために職業は問われていませんでした。どんな職業からでも金持ちになることは可能、であると。