登記についての考え方が、非常にデータベース的に変わろうとしているのではないか、と感じている。で、あるならば僕の方でも勝手にデータベース的な考えにしちゃっていいだろ、と思うのである。具体的に言うと、オリジナルなデータは法務局にある*1ので登記に関する紙ベースのものはガンガン捨てちまっていいってこと。
登記済証=権利証はもともと行政が取っておく必要はなかった。民間では大切な権利証(土地の売買とかに使えるね)であっても、行政はそれがなくても登記とかできちゃうから。
というわけで登記済証もなくなろうという流れの中*2、使えもしないものを大事に取っておくというのは理解できない。
今日登記を担当しているところにこの登記済証について聞きに行ったときのこと。
「登記済証って使うことあるんですか?」
「それは捨てたいってこと?」
「いえ、そうではないです。使うことがあるなら残します。」
「確かに使うことはないけど、登記済証は民間では権利証っていう大事なもので。私は捨てないほうがいいと思う。」
「使わないってことですね?」
「使わないけど、捨てるものじゃないと思う。」
ファイルから外して紙紐で縛って保管することにしました。8月に紙の溶解処理の日があるのでそれまでの間。パソコンで言うならゴミ箱に入れて保管。

*1:まさに登記とは主キーのことだね。2重登記がなければ。

*2:登記済証はなくなって登記識別情報になる