魁皇・・・。正直取組直後は栃東の綱取り破れた、みたいな気分だったんですが、魁皇さんの瀬戸際での気持ちとか考えると目頭が熱くなったりした。栃東も取組後のコメントが「緊張でガチガチになった」とかで揃いも揃ってオマイラ、みたいな。
誰かが言っていたのだけれど、相撲というのは花道で付き人と別れたら一人になって、セコンドもなく、とても孤独なスポーツだ、と。重圧も全て1人で受け止めなきゃならない、とてもメンタルな競技なんですよ。
だから強さも見ることができるとともに、弱さも見ることができる。こんなに弱さを見れる競技って他にあるかな。琴欧州が緊張の余り人形化したり、栃東が逆さに振っても緊張したり、琴光喜がプレッシャーに弱かったり。そして負けて見える横綱アサショーリューの人間らしさ。沸々と感動してくるものがある。
何でこんなにドラマチックなんだ。たかだか押し合いだぜ。ほんと今日あたりすごいよ。そりゃ久しぶりに平日で満員御礼だよ。もうね、ほんと泣けるよ。