"地球は有限、知恵は無限”、「物から価値」を目指すべき
文面とは直接関係ありませんが、

税金で公共事業投資を強要

いつから役所にはお金がなくなったのだろうなあ。こういう見方をされていた時期もあったのだろうし、この見方は消えないのかも知れない、けれどもほんと役所にはお金がないっすよ。僕が多少とも関わっているのは道路なんだけど、ほんとにお金がないですよ。いかに地元からの要求を断るか、その説明が全てだと言って過言ではないような。
道路工事はものすごくやってるじゃないかと思うでしょうが、あれは下水と上水(こちらは公共)とガスと電線類(民間)、あとは家の前の側溝整備は誰がやっていると思います?家を建てるその本人(もちろんお金出すのがってことです)だったりするんですよ。ほんと役所はお金ないから。
あとお金があるように見える大規模事業は国のお金なんです。補助事業なんです。今言われる三位一体の改革は、他人の財布から金を出させるのが目的のそういう補助事業に認定されるバカバカしさをなくそうというものだと思うんですよ。補助事業は規格があるので無駄でも何でも歩道を広くして街路樹を植えないといけない。
まあ多少環境的な話と絡めると、それではどの程度の道路整備をすべきか、という話にもなると思う。結構道路って傷むんですね。管理してる担当から見ると。月に道路パトロールを3度ぐらいするんですが、その度に平均4〜5個ほど簡易な補修(穴埋め)を行ってくる。もう少し大きな補修が必要なものでも月にやはり4〜5ヶ所ぐらいはあるかもしれない。適当に考えて月に各地区で1ヶ所ぐらいの修理必要箇所が発生するのかもしれない。
高規格な産業的幹線道路だって必要になるんですよね。大型トラックが一般的な道を通ると無残な姿になる。アスファルトが布みたいによれて波打つ。簡単にダメになる。交通を効率的にすることだって必要なはずだ。大型トラックの流通を減らすのはもっと他の話であり、道路としては上を大型トラックが走るなら対処することが必要になるだけだ。
誰が大型トラックを欲しているのか。道路は一時的な構造物であり、永久的なものではない。どのように僕らの世界は道路を思えばいいのか。役所は無駄遣いだ、って言われるといつも悲しくなる。まあ無駄なことはしてるんで市民の声で変えて欲しいとこはあるけど、無駄なことは基本的に事務所の中にあるんで。わかりにくいっすよね。