今日の日経にリサイクルに対する権威的な人*1に対するインタビュー記事が載っていたんだけど、簡潔にリサイクルが無駄なことを説明しておられた。前回僕が感想を書いた本の著者と近い見解である。
曰く、石油の枯渇が問題なのではなく、石油の採掘コストが高くなることが問題なのだ。石油は集中して一所にあるのが利点なのであり、分散した石油は割高になるので存在していてもあまり意味がない。それと同じく、リサイクルに使われるプラスチックなども薄く分散しているのでそれを回収するコストのほうがかかる。結局そのコストは回収・輸送などを「安い」石油燃料(一所から取り出しているので安い)で賄われることになる。本末転倒である。(ごめん内容超うろおぼえ)
簡潔ですねーこれ以上簡潔なことはない。ファイナルアンサーって感じだけど、結局今のリサイクル産業が成り立っているのは石油が安いからなんだなあ、と。逆説的に感じた。世界面白いよね。

*1:名前は後日確認:石井吉徳 別にリサイクルの権威ではなく環境かなあ