お手盛り
焼け太り
そういえば僕この2語の意味知らなかったよ。今朝の中日新聞に、徒歩通勤手当お手盛り焼け太りだ、というおなじみの論調で地方公共団体が批判されておりました。ついでに僕のとこの自治体も入ってました*1
歴史的経緯とか知らないけど、僕が腹立つのは、車ならいいってのかい!って話です。車が発生させる社会的コストを、徒歩通勤手当(額とかインセンティブは考えなきゃならないと思いますよ)が相殺させられるならいい制度だと思うんですよ。
だいたい、徒歩がタダなんてそんなわけない。食費*2とか*3。田舎での非車生活者達に対する迫害は酷いものがある。奴らは「なんで車に乗らないの?」「車買えないの?」「(頭おかしい)」ってこと言ってきますからね。だいたい徒歩通勤なんてほとんどいないっつーの。どんなに近くても車でくるぜ、田舎は。それに対して駐車場を一台分確保するのってどうなんでしょうね。徒歩で来て駐車場一台分減るなら安い手当てかも知れんぜ。
もし自治体全体で100人の徒歩通勤者がいたとして、2000円の手当てをもらってるとしましょう。全部で20万円。一個の自治体の予算に対して与える影響ときたら。
もちろんそれが直ちに徒歩通勤費を与えていいという口実にはならない。効果他は精査しなければならない。それにしたって他に攻撃するとこ一杯あるだろ。
ついでに言うと僕は自転車だけど、通勤手当をもらっています。こんなのは自治体の考えだからどうなのかは知らないけど、自転車だから通勤費がタダか、っていうと、とんでもない。どうしたって嫌な思いもしなきゃいけないし(その分自転車に乗ることでプラスの感覚もあるんだけど)、自転車や自転車用品だって結構かかるし、食費だって普通に上がる。人間は燃費が悪いのだ。ガソリンを飲めるなら安いのかも知れないけどね。
批判があってしかるべきなのは、手当ての有無ではなく、金額ではないのか。通勤にかかる負担に対して、その額は高すぎではないのか。これなら非常に意味がわかる。お手盛りだったな、焼け太ってたな。は、あるかもしれない。しかし、年にどれほどでもない徒歩通勤手当の有無に対して、て。はっきりいってどっちでもいいよ。みんなどっちでもいい、って思ってるんじゃない?むしろなんでそんなのウチにあるんだよ、なくせよ、って思われてるだろうね。擁護しようなんて奴はいないんじゃないかな。
参考:エコ通勤手当
追記:本来は「国では徒歩者に通勤手当やってないのにおかしい。勝手にやんな法的根拠とかあんのかよバイ総務省」みたいな話だったんじゃないのかなあごめん適当書いた。

*1:ウチのとこは徒歩だろうが自転車だろうが車だろうが、距離によって至急されるので非常に平等。だけど、0kmから支払われるので、徒歩通勤手当も支給されていることになる。

*2:人間のほうが車より燃費は悪い

*3:他は浮かばないけど