久しぶりに「読みやすい」って本を読んだなあ。
道交法ってのは直接僕の仕事(道路管理)と関係してくるわけじゃないけど、隣接している。その部分と、自分が実際に道交法の下にある人間(道路使用者)って部分が対象になるだろうか。
道路交通法には毎年800万人の違反者がいるらしい。これはまさに法外な数字だ。これは現実がおかしいというよりは法律がおかしい、という数字だろう。速度違反や駐禁が常態となっている、さらに違反者にまったく罪の意識がない、これは違反者のみに帰せられる問題ではない。というのが著者の主張。まったくもってもっともである。
さてもう1つは、敵を知り、己を知ればの、敵を知る部分。道交法とそれを運用する警察のことを知らなければ、実際に対応することはできない。後半部では交通弁護士としての著者の解説により、道交法に対する知識を仕入れることができる。
こういった情報を、頭の片隅にでも入れておきたい。