どうも仕事場にいると気疲れする。仕事がないからだ、というか仕事がはっきりしなくて、3月末や4月以降のことを考えればないわけないはずなんだけど、形としての作業もあんまりないので小さなことを無理やり探しては空き時間を作らないようにしている。なんとなく全体の雰囲気も落ち着かない。合併前だもんね。
最近はインターネットが繋がったので(かなり昔にも1回繋がったのだけど、管理の関係かまた使えなくなってた。3月頭からまた解禁。)、わからないことがあったら全部ググっています。癖になる。おかげで履歴が禁治産者と成年非後見人ばっかりになった。
禁治産者*1という制度は人権の観点から問題視されていて、平成12年4月から成年被後見人というものに変わったのだけれども、成年後見登記という登記を法務局でしないと「禁治産者」という戸籍上の記載は取り消してもらえない。というわけで現在禁治産者という人は名称上全てが成年被後見人になったのだが、実際には2種類いる。昔の禁治産者と新しい成年被後見人だ。成年被後見人は戸籍に成年被後見人であると記載されることはないが、禁治産者のほうの成年被後見人禁治産者ですよと戸籍に記載されたまま。
つうわけでまああくまで事務処理レベルの問題なんですが、同じものだと思ってたら違うもので、しかも制度が新しく、誰もわかる人がおらず、ややこしいからけっこう苦労しました。なんとか理解はできました。
しかし窓口(戸籍係)の人がそのへんを理解していただけてなかったのがつらい。確かに成年後見登記制度は法務省のもので、市町村には関係ありませんけどね。
あと勉強したついでに収入印紙について。契約書に収入印紙を貼るんだけど、それが何かわかってなくて、今までただただハンコをうってきたけど、これって消印って言うんですね。って今書いて気付いたけど、切手のと一緒だ。「ケシイン」だ(音で聞くのが多くて漢字忘れてた)。ハンコをうつことによって、剥がして使えなくすることによって効力を発する。
契約の成立を証明する行為に担税能力(ここから税金取れるぞってこと)がある、ってんで生まれたのが印紙税。つまり、収入印紙とは貼る税金のことだったのですね。納得。
ところでグーグル検索で2番目に出てくるのが「はてなダイアリー - 成年被後見人とは」なんですけど、これって僕と同じこと*2をいろいろ調べてる人がついつい見ちゃうってことで、非常に怖いですよねサイトバレ

*1:裁判所で「禁治産」宣告されるとなれる。要件は心神喪失精神障害)。その事実は戸籍に記載される。

*2:今回も県の担当の人とこのへんを調べてた