国家予算とか財政再建とかの絡みもあって、最近よく公務員削減について言われるけど、減らすのはいいけど、他で雇用を増やさないと意味はないと思う。
うちでやってる国庫補助の道路、今年分でも2億円ぐらいかかってると思うし、事業全体でも10億近くはしてると思う。1.2キロの道路だけど。これに対して多い少ない色々あると思うけど、交付税ってのは申請しなきゃもらえないし、もらえないと0だし、事業費は50%が補助金だからその分は丸々もらえるわけだしね。地元にとっては儲かることになるのですよ(その仕組は変えたほうがいいと思うけどね)
仮に10年で10億かかったとして、それが地元に同じだけばら撒かれたとする。すると給料が年に500万円の人を20人、10年間雇い続けられることになる。あれ、そんなもんか。まあその人がお金使うこと考えると話は別かも知れないけど。
20人は雇用としては少ないけど、まあ増えるからいいってことにする。ここで国からの補助が切られて、尚且つその分の事業もしないと決めた場合はどうなるだろう。20人の雇用が減りますね。
じゃあ公務員を削減したり、給料を下げたり、事業を削減したらどうでしょう。雇用が減りますね。
雇用が減ると?住民や税収が減りますね。すると結局財政は健全化できないことになってしまいます。
だから公務員や公共事業を減らすなら、税収を維持するためには雇用を増やさなければならないと思うんですよ。雇用を増やすには?現実的な話だと工場誘致ぐらいしかないと思うけど、それって結局綱引きなのよね。例えば浜岡町のような町は原発があってお金持ち、と言われますが、原発が移転すれば(あるないは別として)貧乏になるわけです。
そうなると現在の枠組みで金持ちな町か、そこから何かを奪いあって金持ちになる町か、それ以外にいい道はないわけでしょう。ババ抜きと同じです、というかゼロサムって言えばいいのか。
じゃあ合併は?っていうとまだよくわかりませんね。行政効率化というか適正な大きさになるって意味でこそ大事なんだとは思うけど。


追記:思い出した。ソースこれ↓
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20041224k0000e010034000c.html
で、この1割の人はどこへ行くねん、って話。民間に職があるならいいけども。

追追記:そうか、民間委託にするのね。雇用もできて一石二鳥!だけど民間のほうが安く多く仕事しちゃうから結局雇用は圧縮されるわけだ。