僕が考える必要のあることじゃないけど、プロ野球の1リーグ化について考えている。
いくつか材料っていうか感じることがあったのでとりあえず挙げてみる。
アテネ五輪の野球はつまらない。かと言って甲子園もそんなに好きじゃない。
・どうしてもチームを応援するのは「地元だから」。甲子園なら静岡、プロ野球なら東海。サッカーはジュビロ
まず、どうしてアテネ五輪の野球が(僕にとって、だから大半の人は違うかもしれない)面白くないかというと、チームを知らないからだ。だから大リーグにしろ社会人にしろ甲子園にしろ、僕がそれを面白いと思わないのはそこに理由がある。
こう、五輪とか、甲子園とかで、ボーっと野球を見ていると、「野球って面白くねえんだなあ」、と思ってしまう。これは普段「中日中日!」って騒いでる僕の言ってることが、他の人にとってどんだけ面白くないことやねん、ってことを実感する好例だ。野球ってプレー見て楽しめる人は案外少ないんじゃないか。
サッカーにしろ何にしろ、僕個人の意見で言えば、「超一流プレー」なんて別に見たくない。むしろ中継も見ずに、2ちゃんの野球板サカ板のネタスレを見てるほうが楽しい。
高校野球の面白さだって、僕は「メガネッシュ」にあると思う。
キャラクターとストーリー。
野球を楽しむのは収益じゃないんじゃないか。どうすれば売れる、ってんじゃなくて、例えばそこには新庄がいたりするわけでしょう。新庄フィーバーがためにはパリーグが必要だったし、パリーグの不人気さこそが必要だった。
対立軸。この狭い国で戦いという対立軸を出すには、何か仕掛けが必要だったのだろうと思う。それこそ巨人でカバーできてしまうような国では、対立軸を「巨人VSそれ以外」「セVSパ」にするしかなかったのかもしれない。じゃ1リーグにしたら何を対立軸にするかってまた「巨人VSその他」ですか?
巨人VSその他。この構図こそが今の赤字とかモロモロの原因じゃないのだろうか。これは不安定な仕組なのかもしれない。強い巨人とそれをよってたかって倒すその他、っていうストーリーは割といいんだけど、巨人は強いからお金で強い選手を集めるわけです。これでもし巨人だけに戦力が集中してしまうと、他の球団はやっていけない。負けるから。
仕方ないのでこっちも補強をしなきゃならない。巨人は選手の年棒をつりあげれば他に勝てるんですね。他がついて来れなくなるまでやれば。(で、その結果がパの下位球団がヘーコラ干上がったってとこなんじゃないでしょうか。ノリとかローズとか小久保とか具体例を挙げれば話はややこしくなるだろうけど。)
ところがこれをやるとバランスが崩れる。巨人が強すぎて崩れるのならいいのかもしれないけど、そう危惧した結果にはならずに弱くて崩れた。
結局1リーグ制にしても、巨人は残るんですよね。残るからには他は給料でついていけないですよね。っていうかまたそういうレースやらされるハメになるなら一緒のことで。
もし巨人が突出した金と人気を持っていなかったら―――選手の年棒は実力と人気に見合ったとこで止まるはずでしょう。ただその場合はこのような大きな市場になってたかはわからんけど。
ああ、そろそろ穴ばかりになってるかな?
巨人は麻薬のようなものなのかもしれん。勢力拡大になくてはならぬものだったのだろうけど、ここで弊害が出てきている。
んで結局は、話がよくわからんくなったけども、NPB=巨人ってことでFA?みたいな話だっけ?別に俺は野球が見たいわけじゃないのよ。巨人のお腹の中にいる子供なんだろうなあ。って1リーグの話がどっかいった。
それもまたtanisige