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「確率・統計であばくギャンブルのからくり」(講談社ブルーバックス)
という本を読んでいるのだけど、自分で「確率は多少得意」と思っていたがまったくもって覆された。確率は難しい。けど面白い。
確率とは関係ないかもしれないが、取り上げられていた話題でこういうのがあった。
新薬 | プラシーボ 被験者 治癒 % |被験者 治癒 % 医局A 22 10 45.5 | 14 6 42.9 医局B 18 12 66.7 | 28 18 64.3 合計 40 22 55.0 | 42 24 57.1
この表で見ると、医局Aで実験した場合でも医局Bで実験した場合でも新薬のほうがプラシーボ(対称実験としての効果のない薬)より治癒率が高いが、合計するとプラシーボのほうが治癒率が高くなっている。
最初これが全然わからなくてちょっと考え込んでしまった。たねがわかれば簡単だけど、数字というのはこのように一筋縄ではいかないところがあってややこしいというか魅力的というか。