嗜癖

何故かものすごく日記が書きたい。いや、今日だけでも今だけでもない。毎日ずっとだ。日記を書かずに寝ることがつらい。
それは多分、出力を考えずにものを見ることはつらいからだ。ものを見るときに、出力のことを考えないのであれば、見たものは自分の中に溜まっていく一方だ。それでは破裂してしまう。どこかで出力する必要がある。

見る→情報を得る→見る→・・・(情報が溜まる一方)
見る→情報を得る→出力する→見る・・・(情報が流れる)

反対に出力を考えながらものを見れば、ものを細部まで観察することになる。描写するためには細部まで見なければならないからだ。そうしてこそそのものの良さはわかるし、それを人に伝えることができる。
通常人は、あるものを見て気持ちが動けばそれを人に話す。でもそれが僕の場合、人ではなくWEB日記に置き換わる。そしてそれは伝えるという意味を内側に秘めているのなら、ローカルな日記では困るのだろう。

(実は僕はマンハッタンラブストーリーを見終わった後でマンハッタンラブストーリーの日記を書くことと、はてなのキーワードからマンハッタンラブストーリーのことを書いてある日記を探して読むのが好きだ。多分ドラマとか映画とかは1人で見てその楽しみを胸に仕舞っておくものではあるまい。)

義経さんはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/yositune/20031124#p1

テキストサイトを最も楽しむ方法は、『自分はけっしてサイトを持たない事』では無いのかと思いました。

と言ってますが僕はあえてそれに反論したい。本当に楽しむためには自分が世界に深く入っていくことこそ肝要だと。自分を触角にし、ソナーにしなければわからないこともあるし、それによって見えすぎて自分が当事者になってしまったりもういいやってなってしまったりしても自分がサイト持ちであることこそが最も楽しむ方法に繋がるのではないか、と。

ああ、今日も日記が書けた。ほんともうこれが今日一番の幸せ。


追記:こっちhttp://d.hatena.ne.jp/yositune/20031126#p1でフォロー入ってた。なるほど、言ってること一緒だわ。今更なんで残しときます。すみません。