実感として、なぜテキストサイトが本サイトからはてなダイアリーに逃避をはじめたかについて考えてしまわざるを得なくなった。だって僕もそうなんだもん。

サイト作成者にとって、本サイトというものは大事極まりないもので、それは他の人にとっては理解できないものかもしれないけどとにかく聖域、ぐらいの感覚はあると思う。

それは主たる土俵である(まさに神聖)。勝負をかけているのである(大袈裟)!たとえ自分が幕下であっても私達はよい相撲を取りたいと願うのである。客観的に30も過ぎて幕内から落ちてきたようなちょっと・・・な力士であってもそれは変わらない。もう一度幕内へ。あわよくば大関へ、横綱へ。それが傍目に滑稽に見えたとしても続ける限りは諦めることはできない。かくてテキストサイターは罠にはまるのである。「面白い日記じゃなきゃトップに置けない!」

その一方で私達は考える。「ああ、日記が書きたい!」と。これは病気というか中毒の部分である。私達は個人の楽しみで相撲を取りたいと願い、番付関係なしに談笑したいと思う。そしてそこに現れたるはてなダイアリー、という図式だ。

はてなダイアリーは旧テキストサイターにとって側室である。正妻の座には今までの本サイトが大きな顔でおさまっている。息が詰まる。側室は初々しく新鮮だ。そして便利である。

ほんとは本サイトのトップで大きく日記を書きたいんです!でもネタがないんです!そして日記だけは書きたいんです!このジレンマの行きどころが最初ヤプースであり次がはてなダイアリーであった。

放って置くと「日記が書けない」という日記で僕のはてなダイアリーは埋め尽くされるのじゃないかと。まあそういう危惧は杞憂に過ぎなければいいけどね。