僕は昔から「どうしようもないこと」に萌える人だと思うんです。「レールが敷かれた人生」「嫌でも勉強しなければならない状況」「いつのまにか部活に入ってキツイ練習をしてる状況」「デフレ」

決まっちゃってどうしようもない、とか、状況に入りこんじゃってどうしようもない、とかそういうのがいい。「レールが敷かれてる人生」じゃなかったら自分でレール敷きたいもの。

夢とかそういう足場の上からジャンプするような話は苦手だ。「夢」って言った時点で偶然とか幸運とか不確実性に人生任せちゃうようなもんで、同じものを目指すにしたって、自分でレール敷いて確実に目標を達成してしまえばそれは夢じゃなくなるじゃん。

例えば歌舞伎役者とかそういう人らは歌舞伎役者になるのが夢じゃないと思うんですよ。世襲でレールが敷かれてるから。そのまま歌舞伎役者がテレビタレントになることができるなら、テレビタレントには夢を持たずになることができる、と言えるでしょ?

まあそれはいいとして、僕自身「レールが敷かれた人生」最高!と思うわけですが、なんだろうね、リニアモーターカーみたいなどうしようもなさってすごくいいと思う。なんか本人の意思と関係なく磁石でウワー!って進むの。

それをまたチマチマ作るのって萌えですよね。磁石でレール作るのとかってほんとカッケー。

追記:そういえばトムとジェリーの「殺人装置」みたいなのは萌えたなあ。風が吹いたら桶屋が儲かりまくりの装置。最初ちょっと触ったらものすごいローテクな仕組みが繋がりまくって目的に達する超スゴイ罠。上の文はそのイメージです。

追記2:そういうわけで「毎日更新」のどうしようもなさも好き。