人々はなぜデフレを好むのか
http://www.hotwired.co.jp/altbiz/noguchi/021106/index.html
(3ページ目より引用)

もう一つの問題は、「デフレが進む中では失業は増える以外にはなく、実質所得は減る以外にはない」という、ごく単純なマクロ経済学的真実が、一般にはほとんど理解されていないという点である。総需要・総供給分析のようなマクロ経済学の初歩的分析枠組みによれば、物価の下落と失業の増加および所得の減少は、完全雇用総供給に対する総需要の不足、すなわちデフレ・ギャップが拡大したときに生じる。したがって、デフレの進行と失業の拡大は、いわば不即不離の関係にある。実際、物価上昇率と失業率の間には、統計的にも明確な負の相関関係がある。この事実は、古くから「フィリップス・カ−ブ」という名で知られている。

統計からは、「デフレが進むと失業は増える一方で実質所得は減る一方」となるそうです。
上記のことが現実に当てはまるなら、デフレ下では平均的に物は売れなくなる。ということは商売をしている人ならデフレに鈍感であるべきでないと思う。
実際に電気屋で働いていた時(3ヶ月程度でしたけども)、「売れねーなぁ」と実感した。売れない、ということは店に突っ立ってるのが徒労であり、客も来ないし意味がないということだ。
企業努力もそりゃあありますよ。でもデフレでは物は売れなくなる一方でしょ。すると負け組はどっちにしたって続出ですよ。給料がもらえるからデフレでいいってわけにはいかない。売れない店でただ突っ立ってる仕事なんてやりたかないと思うんですよ。
デフレ対策より構造改革と言っている小泉さんはせめてこういう事実に反論してから構造改革を優先する理由を挙げて欲しい。
痛みに耐えるとデフレスパイラルが待ってたんじゃしょうがない。

追記:デフレは日銀が作ってるんだった。福井。まず日銀を構造改革しろよ、と。