そういえば大店法がどうだとかそういう「商店街VS郊外大型店」とかいう視点があったけど、磐田という町に視点を絞って考えると、地元商店街が郊外大型店に客を取られたってのは全然適用できない気がする。拡大解釈するのも違うのかも知れないが、全国的にもその構図ばかりではないのではないか。

磐田駅前商店街、通称「ジュビロード」は、一般的な日本全国にある駅前商店街と同じく、昔は賑わっていたらしい。が、現在の視点で見ると、どうしてこんなとこに商店街があるのか?という疑問符しかわいてこない。

つまり、昔は駅前なら何でもよかった、ということだろう。基本的に「磐田駅」というところには何もない。近くに3、4の高校があり、その通学路があるだけだ。で、ジュビロードの行き着く先にも高校があるだけ。

何もないんだからこの駅で降りる人は高校生だけ、ということになる。商店街はそうした高校生の通り道にあるだけである。

それとプラスして生活自体が変わっていったことがあげられる。つまりは「車」と「冷蔵庫」。車が入ったり駐車したりできない駅前商店街は不便となり、使われなくなった。(駅前であることに対して付加価値がないとダメ、ということだろう。ただ駅の前にあるだけでは行く必要がない。)

そういうことがあって駅前商店街は勝手に自滅して行った。で、今現在の夜中に1人で歩くと怖いジュビロードが完成。というと乱暴になるのだろうか?

今僕が考えているのは、「そこに何かしらの財産は残っていないのか?」ということです。例えば「古き良き街並み」とか(ないけど)。なんつうか、全然違う価値として置き晒してあるような気もしなくはない。

そういえばエコパなんかは全然何にもないところ(山)にスタジアム作って駅作って、ってなんとなく人工的に作り上げはしたけれども、駅からスタジアムまでの徒歩約20分が何もなくて苦痛でしかないらしい。

ジュビスタの場合はそういう過去の遺産(?)みたいなものがあるんだから駅とジュビロードとジュビスタが繋がれば面白いのかもしれないけど、いかんせん距離が距離なんでそれはどうしようもないっぽいなあ。