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北桜が人気になってきましたね。総じて元気、という印象です。ただ昨日は相手が若の里。そりゃあ無理ってもんです。若の里、強えー。すごくB級な強さを感じるよ。何となく腰も浮くし。大きな北桜を投げて裏返しにしたのは豪快だけど、そこで押し出せないのがB級というか。「大関候補」ってのはそういう理由だなあ。
安治川部屋が元気だ。というか伏兵だ。ともに上位に当たっている安美錦と安馬が番狂わせを起こしている。両者粘り強いというか粘っこい取り口で、どちらかというと安美錦が老獪、安馬が正攻法、というイメージの違いはあるが何とかして上位に勝とうという取組に、僕は好感する。最近は安馬につられて安美錦もやる気になってきたのかなあ、というイメージ。
春日王について触れてみる。韓国出身、シルム（韓国相撲）出身で、得意技は投げ、力は強く体格もいい、小手投げは豪快で誰も勝てないんじゃないかと思うんだけど、ここ2、3日しっかりと弱点を晒してくれて、あーなるほどー、と思った。頭ではわかっているんだけど、こんなしっかりした実例を見せてくれればわかりやすい。この人無理な体勢になると必ず小手投げに行くんだ。無茶やろ――て思うけどそれで結局自分が引っくり返されてる。誰かが言ってたけど、まだ相撲が下手なのかな。力はものすごそうなのに。
それと気になるのが旭鷲山。これも春日王と同じで基本は「引き」。体格もいい、力もある、でなんで引き？いや、身のこなしがいいのとか器用なのはわかるけど、押せばいいじゃん、っていう。デーモン閣下が言ってたけど、相手の力を利用すれば、勝つときもあるけど負けるときもあるじゃん。この人は相手の力を利用しなくても勝てると思うのになあ。まあこういう人が1人はいたほうが面白いのかもしれないけどね。
ちょうど今挙げた安治川、春日王、旭鷲山あたりが例えば上位にとってリスク要因だよね。「何をやってくるかわからない」みたいな。順当さに対して加えるランダムさ。確かにこういう人がいないと面白くならないかもしれない、そして北勝力は上位になったら順当に8連敗。
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潮丸が初日。こんなこともあるもんだ。
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順当、っていうと岩木山、玉乃島、若の里、みたいな正統派スモウレスラーが浮かぶね。好きなんだけどなー。魁王に勝ちを与えるなら、こういうメンバーって感じがすごくする。いや、昨日おとといのことだから後出しなんだけど。