ヒトは環境を壊す動物である (ちくま新書)

ヒトは環境を壊す動物である (ちくま新書)

なんかどっかで読んだことある話ばっかりだったなあ。しかも表題についてはあんまり触れてないような気もする。
含まれるメッセージはそのまま「ヒトは環境を壊す動物である」ってことで、その理由は「ヒトは農業革命以降の超短い期間に適応しているわけではなく、それ以前の長く続いた(狩猟)採集生活に適応しているから」つまり、そういう心配をするようにできてない。と、超乱暴に書いてみた。
前半は進化生物学(リチャード・ドーキンスとかを基本に)、後半は進化心理学。この本でも参考にしている、親指はなぜ太いのか―直立二足歩行の起原に迫る (中公新書)社会的ジレンマ―「環境破壊」から「いじめ」まで (PHP新書)を読んでいたので、正直真新しいものはなかった。それにしても社会的ジレンマは古いよ。2000年のだよ。