クルマを捨てて歩く 杉田聡講談社+α文庫)
みんな誤解している。クルマってのは、ひっじょーに、不便な乗り物なんだ。全然便利じゃない。
答えは幾つもある。渋滞、交通事故(≒保険の高さ)、燃費の悪さ(≒駐車場の高さ)、運動不足、環境汚染、などなど。車に乗ってると時間も無駄にするしな(例えば電車内では寝れるし本も読める)。
んで、この本の内容に入りますが、この著者、北海道に住んでる癖にクルマに乗るっていう選択肢捨てちゃってんのな。んで歩いてんだな。
うーん、感服。
そこまでやってこそこういう本は書けますわな。この本の主張に一番共感する部分は、クルマの保険を「殺人保険」(人を殺してしまうかもしれない可能性に保険をかけること)だと書いたこと。これほんと共感。
クルマの保険って高いんすよ。でも別にクルマ自体が大破しようが関係ないんすよ。事故の中で一番取り返しがつかないのは「人を殺しちゃうこと」ですからね。そうなっても困らないようにする保険なんて本来おかしーんすよ。
まあ解決策についても色々ありましたが、まず生活道路と幹線道路の区別が先っすよね。むかし僕らもよく道で遊んだと思うんすけど、そっちが生活道路ね。幹線道路は県道とか国道かな。
んで、生活道路にはクルマが入ってきにくくするの。ハンプ(人工のコブ)とかつけて。
とにかくね、クルマをもっと乗りにくくすりゃあいいと思うのよ。
最近ガス代上がってますね?それでいいと思うんだよ。車って本来所有するコストより運転するコストのほうが高くていいはずじゃないか?
クルマ買いたい奴はなくならんだろうしなー。これはもう思想問題だからなー。うちも父と弟は末期的に侵されてるね。


つーかあれだ、そんなことよりこれじゃ俺とにかくモテようがないな。