車に対しては親父と完全に意見が食い違う。確かに遠州地方は田舎だ。車がなければ生活できないかもしれない。しかし、逆に言えば生活できるなら車はいらないってことだろう?この質問を親父にぶつけた時の答えは多分、「NO]だ。だいたい欲しい車がセルシオなんだぜ?
こういうのは食い違うようにできてんだと思う。親父が子供のころは車なんてなかっただろうし、車と言えば何かのステータスだったかもしんない。車を持ってれば仲間内でいい顔できたかもしれんし、今より技術信仰みたいなのも高かったと思う。それを象徴する事実として親父はバイク会社で働いていた。
俺はと言えば、車なんて乗せてもらうもんであって、あまり自分で運転したいものだとは思わない。家にあるのが当然過ぎて。だから持ってることでステータスだとは思わないし、持ってない人は逆に賢い人だなあと思う。車がかわいい人にとっては金食い虫を飼っとくのは苦ではないだろうが、別にかわいく思えない人に取っちゃひどい詐欺みたいなもんだ。
確かにお金に不自由してるわけじゃないんだけどね。でも「お前、車好きなんだろ?」みたいな感じで取られていく税金や保険やガス代や装備代、そういうモロモロが、車好きでない僕にとって屈辱に感じられるのです。
まあ車自体親父が買って、その親父の車に僕が乗っているわけだから文句は言えないけど(損してるのは親父だし)、それがどうして負債だと思わないのかなあとどうしても気になってしまう。親父も稼いでるわけじゃないし。
で、別に自分の財布と親の財布が別物だなんていう風には思えないんですよね。どっちにしろ一蓮托生なわけだし、人のことだからどうでもいいとも言えないし。趣味だと言われちゃ返せないけど。
というわけで今日車買取り屋に行って見積もり出してもらったら45万で、それを親父に言ったらえらく不機嫌になった、という話でした。誰か近所で欲しがる親戚とかいないかな。