組織戦略の考え方 沼上幹
バランス感覚のしっかりした本だな、という印象。経営学的なしっかりした基盤と組織についてのしっかりした把握。

なかでも「ボトルネック」については白眉。組織にとってのウィークポイント、瓶の首を重視することが組織の肝、という。首が細ければ通るものも通らず、ここを強化することが組織にとって一番大切、ということ。

経営学と経済学は相容れないものという感覚ですが、この本を読んで経営学も重要だなあという考えを持ちました。デフレが終わればいいってだけの話でもないのかなあ。