美しい日本の掲示板 鈴木淳史

基本的には2ちゃんねるのことを書いた本。帯には
「そうか。”2ちゃんねる”って日本のメディアの正統な嫡子だったのか。」
とあって、粗筋的な感じで
「軽妙かつしたたかなまなざしで、巨大掲示板サイトの真の姿を見出す初めての、ウホッいい試み!」
と書いてある。いいのか?
帯にあるとおり、2ちゃんねるというのは異端ではなく正統な日本の表現である、みたいなことが書いてある本です。個人的には2ちゃんねる内の言葉の伝播の速さが面白いと思った。2ちゃん語には法則もあるし理念もあるし4年(もしくは10年)の歴史の中で相当変化している。これは方言の古い言語の残りようと比べるとすごいことだと思ったわけです。
まあそれ以外の点では2ちゃんねるは生活の中でかなり普通のことになってるだろうし、マターリヲチしていこうかと思う次第。