「クビ!」論。 梅森浩一
外資系企業で1000人の社員のクビを切った人の本。
外資系はこうなってるのかー、ということと現在世の中で流布されている「リストラ」なるものは外資系のやり方とは全然違うアンフェアなものであるということが書かれていた。
制度として、今の日本ではクビを切られた段階で人生終わりというか、再就職がしやすいわけでもないし、再就職しても給料が下がるケースが多い(アメリカではクビは当たり前のこととしてあるので再就職も不利ではない)。それではおかしいからもっと徹底的に外国を真似ろ、と。クビにしたら雇わなきゃおかしいし、終身雇用ですなんて言っといてやめろなんてのは契約違反みたいなもんだ。徹底的な真似ができないぐらいならいっそガチガチの終身雇用&年功序列の日本的経営で行けよ、みたいなことが書いてあったと思う。
2時間以内で読めた。まあなんか僕みたいな人は外資ではやっていけないと思うけど、色々考える必要もあるね。