『若者はなぜ怒らなくなったのか』荷宮和子
すげー電波本だった。
団塊の世代団塊ジュニアVSくびれ世代(それに挟まれている筆者の世代)、という構図で世の中を読み解いてるので全然どちらにも共感できなかった。買う前に気付けば買わなかったのに。

この本を通じて団塊団塊ジュニアに対して怒っているくびれ世代の筆者だけど、じゃあ僕の立場はどうなんだろう。何か立場がないような気がするんだよね。団塊でも団塊ジュニアでもくびれでもないしね。

世代論はけっこうだけど、それから外れる人は出てくる。僕はすでに外れてるような気がする。一般的な同世代に対して違和感を感じることは多いし(だからネットに隠遁しているのだろうか)、他の世代に特に共感することもない。

でもまあ僕にも世代を通じた共通点というのはあるだろう。だからこそこの本を読んでて違和感を感じたり腹が立ったんだろうなあ、と(この人の主張とまるで関係ないとこで腹が立つ。なんか母集団の選び方とかで)。

なんだかんだで2日で読んだからある意味で読む価値はあったのかな、と。