住宅密集地でも駅がない理由

常々首都圏と静岡の違いがわからない。住宅は密集していても中心がなく、何となく銀行役場コンビニみたいなのがあったりする。電車はJRの東海道線一本しかない。これいかに。
思うに静岡は住宅密集地であると同時に農地も密集してんだと思う。歴史的経緯としては、田畑を整理して耕しやすく整形にする耕地整理発祥の地が静岡だってのもある。昔から平地は田とされ、丘は茶畑とされた。耕地整理には資本が注ぎ込まれるので、基本的には宅地化に制限があるのよね。
というわけで人間は農地ではないところにギュウギュウに押し込まれるのであって、理不尽だなあと思ったよ。町はもっと広がり、農地と棲み分けられるべきではないか、と。
とはいえ、正直、駅のないような地で、行政はほとんど街作りなど行ってこなかった。民間開発にほとんど任せた、と。街作りと言えば、区画整理かなあと思うけれども、駅という中心が、集客がないと成り立ちづらいよね。
こういうただただ人が住んでるとこって行政がなんとかするって発想はないのかなあ。これから色々と問題が生じてきそうなところではある。
てなわけで、実は田舎でも土地はそこそこ高くて、ほんとはもっと土地が値下がり→農地が宅地にできるようにならないと、田舎に人を呼ぶ手段がないのではねえかと思ったりするところであります。
あ、題についてあんまり説明がないけど、住宅密集でも農地が密集して住宅密集地同士が分断され、駅を持てるほど人口集中できない、と、まあそんなことかな。多分。